映画館巡礼4【上田映劇】

上田駅とジムニー

写真は早朝の上田駅前です。真田家の家紋である六文銭が印象的です。今回の映画館巡礼は長野県上田市にある『上田映劇』になります。

今回は全区間を一般道で走破しました。深夜の1時に出発して朝の6時に上田に到着しました。国道17号線を高崎まで北上して国道18号線に入り、碓氷峠を越えて軽井沢にさしかかるころには、あたりは濃く深い霧に包まれ、十数メートル先も見えないような状況となりました。ここまで濃い霧は初めての経験で、運転にもいまだかつてないほどの神経を使うことになりました。

ジムニーのLEDライトはとても明るいのですが、濃く白い霧の中ではあまり有効ではありませんね。ハロゲンのフォグランプがこんなに有り難いと思ったことはありませんでした。霧の場合は色のついたライトの方が見通しもよく安心感があります。

ちなみに一般道を350km走破しての燃費は、車載計でちょうど18km/Lでした。

午前中は上田市内をのんびり観光

紅葉の上田城1
紅葉の上田城2
紅葉の上田城3

映画は午後3時からなので、午前中は上田市内の観光を満喫しました。日が高くなるにつれ澄み切った秋晴れの晴天となり、絶好の紅葉狩り日和となりました。上田城はいまが紅葉の盛りで、少し風が吹くと、大きな銀杏の木から鮮やかな黄金色の枯葉がひらひらと舞い散り、こんな見事な紅葉もなかなかないものだと思いました。今年もきちんと秋が来て見事な紅葉が見れたことにまずは感謝です。そして、去年の冬は記録的な暖冬でした。今年はきちんと冬が訪れてくれることを願うばかりです。

ふたつの上田映劇

上田映劇(本館)

この歴史を感じさせる佇まいの建物が上田映劇です。実は上田映劇はふたつあって、こちらは本館と呼べばいいのでしょうか? googleマップなどで上田映劇と検索して出てくるのはこちらの劇場になります。劇団ひとり監督の『青天の霹靂』のロケ地としても有名です。ただ、今回お目当ての映画が上映されるのはこちらではありません。

上田映劇(トラゥム・ライゼ)

上田映劇(本館)から歩いてすぐのところにあるこのポスト・モダン風の建物が、今回鑑賞する映画が上映されるトラゥム・ライゼです。本館とはうってかわって近代的な劇場です。

生きちゃった

メインビジュアル

今回見る映画は石井裕也監督の『生きちゃった』です。車の助手席で泣きそうな顔をしているのが主演の仲野太賀。私が『桐島、部活やめるってよ』からずっと注目してきた俳優さんです。そして、太賀の奥さん役が大島優子で、『紙の月』でのスレた銀行員役がはまり役でした。今回も期待に違わぬ演技力です。そしてもうひとり、太賀と大島の幼いころからの親友役として、『葛城事件』で狂気の通り魔役を演じた若葉竜也。まあ、この3人が集まってつまらない映画になるはずがありません。

主人公の厚久(太賀)にとって、耐え難く辛い出来事ばかりが続くこの物語ですが、厚久はじっと感情を押し殺しながらただ寡黙に耐えていきます。しかし、娘に会いに行こうとするクライマックス、車の助手席で親友の武田(若葉)についに感情を爆発させるのですが、よくこんな難しい演技ができるものだと思います。役者の演技力って本当に奥が深いですね。

脚本についても、伏線の巧妙な配置と回収の見事さは特筆ものだし、昆虫や小動物の短いカットを合間合間に差し挟む印象的な画作りなど、監督、脚本、プロデユーサーの3役をこなす石井裕也監督の力量も素晴らしいものでした。とてもわずか90分あまりとは思えない充実した内容の映画でした。

今年のベスト確定かも

上田映劇手帳
消しゴムはんこ

上田映劇の名物である消しゴムはんこを手帳に押してもらって、本日の充実した映画体験は終了しました。今年はコロナ禍でいつもの半分も映画が見れていませんが、おそらく今年ベストはこの映画で確定じゃないかと思います。

せっかく手帳も手に入れたことだし、次回はぜひとも本館の方で映画を見れたらいいなと思います。きっと近いうちにまた来れそうな気がしています。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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