イイナパーク再訪

イイナパーク

10月に入りやっと気候も涼しくなってきたので、以前のエントリーでもご紹介した、『イイナパーク川口』を再訪してきました。写真の奥に見える建物が首都高の『川口ハイウェイオアシス』ですね。手前に広がる広大な芝生エリアが『イイナパーク川口』になります。

フワフワドーム

公園内にはいつも子供たちに大人気のフワフワドームがあって、今日もみんな元気に飛び跳ねていました。これからの季節、芝生にねそべって日がな一日まったりと過ごすのが最高の贅沢な時間かもしれません。

伊奈忠治氏の銅像

公園内には、ともするとうっかり見過ごしてしまいそうな『伊奈忠治』氏の銅像が建っています。伊奈一族は、徳川家康の部下で関東郡代を代々務めました。利根川東遷事業に尽力された一族として有名ですね。伊奈忠治氏の父が伊奈忠次氏で、埼玉県の伊奈町は伊奈忠次氏の陣屋があった場所ということで名前を頂いているようです。イイナパーク川口も伊奈忠治氏にちなんで命名されたんでしょうね。

赤山陣屋跡
桜並木

ということで、イイナパーク川口から北に数分歩くと、伊奈忠治氏が拠点とした赤山陣屋跡があります。毎年春に桜を見に行く桜並木も赤山陣屋の一角です。このあたり、外国人観光客もさすがに少なくて、歴史に触れながら静かに散策できるなかなかよいエリアだと思います。

赤山日枝神社
赤山日枝神社

赤山陣屋跡のすぐ近くに、こちらも伊奈氏が建立したとされる『赤山日枝神社』があります。写真の通り、神社の境内のところだけこんもりと地面が高くなっていて、いかにも『村の鎮守の神様』といった風情です。一説によれば、赤山陣屋の造成工事で出た残土を再利用して盛土したものだということです。伊奈氏が、土木技術に非常に造詣が深かったことを伺わせるエピソードですね。

ということで、自転車で行ける『静かな旅』を堪能できました。やっとのことであの限界突破の灼熱の夏も終わろうとしていますが、『夕暮れの蝉しぐれ』や『沸き上がる入道雲』といった、かつて確かにあったはずのなつかしい日本の夏の風景は、果たして戻ってくるのでしょうか。

最後までお読みくださりありがとうございます。


人気ブログランキング