新型スイフトの感想として燃費の次に書いておきたいと思ったのはシートです。というのもジムニーで結局最後までしっくり来なかったのがシートだったからです。レカロに交換とかも考えたわけですが、私の場合、クルマはいじっても『見た目ノーマル』で乗りたいという基本方針なので、結局最後まで純正シートで通すことになりました。
ジムニーの場合、車体が軽規格ということでいろいろと限界がありました。シートは明らかに作りが小さいし、シートとドアの隙間もキチキチでシートバックを倒すのも大仕事だったり、細かいポジション調整は望むべくもなく足元も狭いという感じで、長距離走行での疲労感はなかなかエグかったです。
ジムニーでの長距離走行から自宅に帰ってくると、もうなにもする気になれないというか、とりあえず横になりたいみたいな感覚でした。まあ、これはシートだけではなく、ラダーフレームという特殊な車体構造というのも大いに関係していたとは思うのですが、いずれにしても、ジムニーについては最大の不満点がシートでした。
そんなこんなで今回、新型スイフトのシートに座ってすぐに『このシートなら大丈夫だ』と確信しました。かつて乗っていたイタ・フラ車のような体に吸い付くようなフィーリングがはじめからあったのです。おまけに、シート自体の調整幅も広く、チルト・テレスコも標準装備ということで、奥に深い足元とも相まってシートポジションがバッチリ決まるんですよね。いやー、これを極楽と言わずしてなんと言えばいいのか。
スイフトは以前からシートの良さには定評があったと思うのですが、その伝統は新型にもきちんと継承されているなと感じます。軽自動車は年々高級化していて、実はスイフトよりも高額だったりするのですが、結局、軽規格と登録車規格のサイズ差は埋めがたいものがあるんだなと改めて実感した次第です。
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