シルバーウィークにまとまった休みをとって、去年他界した母親のお墓参りも兼ねて郷里に帰ってきました。お墓参りと言えばお盆ですが、灼熱地獄の8月にわざわざエネルギーを使って動く気になれず、お彼岸まで先延ばしにしてきました。ついでにというか実はこちらがメインですが、以前から行きたいと思っていて行きそびれていた鶴岡市にある『加茂水族館』に行ってきました。加茂水族館といえばクラゲの展示で全国的にも有名ですね。赤字で瀕死の状態にあった水族館を、クラゲで一躍人気スポットに再生した職員の皆さんの努力には本当に頭が下がる思いです。
加茂水族館
こちらの青い水槽は写真ではわかりずらいですが、直径4mはあるかと思われる巨大な水槽内をクラゲが浮遊している様子です。このスケール感は圧巻で、何時間でも見ていられそうな感じがします。
展示経路の最後には、お腹を上にしてスイスイと気持ちよさそうに泳ぐゴマフアザラシの皆さんと、10分に1回ぐらいは岩の上に上がって律儀にポーズをとってくれるサービス精神満点のオットセイさんを見ることができます。
他にも川や海の魚たちや、プラごみで汚染される海と魚の様子を展示したものなど、盛りだくさんの内容です。入場料は一般で1000円とリーズナブル。十分元が取れる充実した展示内容でした。
お彼岸だというのに、いまだ夏の気配を色濃く残す日本海の夕暮れです。『暑さ寒さも彼岸まで』などと悠長に言っていられなくなりつつありますね。
鶴岡市内へ宿泊
本日は鶴岡市内へ宿泊です。平田牧場は庄内が地元のとんかつ屋さんで、首都圏にもお店がありますね。とんかつ150gの定食と生ビールをいただきましたが、あまりにお腹が空いていたので写真を撮るのを失念してしまいました。ちなみにオリジナルとんかつソースと辛みそガーリックソース、保守的な私はやはり王道のオリジナルとんかつソース派です。
翌日は鶴岡まちなかキネマへ
鶴岡まちなかキネマは以前に一旦閉鎖されて、今年クラウドファンディングで復活を果たした映画館です。私も微力ながらクラファンに参加させてもらいました。昔絹織物工場だった建物をリノベーションして映画館となっていますが、中はとてもきれいで快適に映画を見ることができます。せっかく鶴岡まできたので『まちキネ』で映画を見ないわけにはいきませんよね。
ということで昔酒田市にあった伝説の映画館『グリーンハウス』についてのドキュメンタリー映画、『世界一と言われた映画館』を見ることができました。この映画は数年前に川越スカラ座でも見たことがあるのですが、せっかくの地元庄内ですから迷わず2度目の鑑賞となりました。
映画の上映のあとには、監督さんと出演者さんのトークショーなどもあって、十分お腹いっぱいになることができました。『世界一』とは淀川長治さんの言葉ですが、昔は地方都市でもこのようなスゴイ映画館が成立できたんだなと、しみじみ『昔はよかった』おじさんになってしまいました。
まあ、それにしても今年の夏は灼熱とゲリラ豪雨の繰り返しという、私の人生のなかでも最悪に近い夏でした。このような異常な状態が常態化することが危惧されるわけですが、EVにシフトしてCO2を減らせばどうにかなることなのか、もはや手遅れなのか、私ごときでは判断できません。しかし、少なくとも百年単位で持続可能な状況にはないことは実感としてありますね。
とはいえ、これからも30年ぐらいは命が続く可能性は高いし、なんとかして生きていくしかないのだろうとは思います。とりあえず、自分なりにほそぼそとでも穏やかに生きていければと願う彼岸の入りでした。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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