映画館の営業が各地で条件付きで再開されています。私が最後に映画館で映画を見たのは2月19日の『パラサイト』でした。今日は、埼玉県の深谷シネマの再開日だったので、ジムニーで国道17号線を約3時間北上して、『<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事』というドキュメンタリー映画を見てきました。実に3ヶ月ぶりのリアル映画館です。
深谷といえば
深谷といえば、最近では渋沢栄一がブームみたいです。街のあちらこちらに、渋沢栄一ののぼりやポスターが飾ってありました。言わずとしれたNEXT一万円札ですね。しかし、私の中で深谷といえば、問答無用でサイタマノラッパーの舞台としてのフクヤ市です。
ということで、せっかくなので撮ってきました。サイタマノラッパーのメインビジュアル、新岡部変電所です。
そして最高のラストシーンの舞台となった『炭火焼肉かとう』。もうこれだけですっかりお腹いっぱいです。
時間に余裕があったので深谷駅に行ってみたのですが、これが度肝を抜かれるような立派な駅舎でした。近隣のホテルなんかも赤レンガ風にデザインが統一されていたりして、なかなか素晴らしい街づくりをされているなぁという印象でした。
深谷シネマは深谷駅から徒歩15分ぐらいのところで、七ツ梅と呼ばれる古い蔵などが密集した地区の一角にあります。映画館自体はとても新しくきれいで、快適に映画を見ることができます。新型コロナ対策として、当面は1席飛ばしで、入館時に体温測定と手指の消毒、館内ではマスク着用というルールになっていました。
七ツ梅地区はテーマパークのような作り物感は一切なく、本物の古い町並みが保存されていて、とても味わい深い場所でした。ブレーカーが密集して配線されているところなんか、どことなく新岡部変電所を彷彿とさせるものがあります。
<片隅>たちと生きる
映画は、『この世界の片隅に』の続編を製作中の片淵監督やスタッフ、声優さんたちの制作現場のドキュメンタリーです。片淵監督はもちろん、みなさん本当に仕事が丁寧で頭が下がる思いです。自分の仕事であそこまでこだわりをもってできるだろうか?と考えると、なかなかキビシイものがあります。
ただ、作中に登場した映画館はたまたま全部行ったことがある映画館だったので、なんか妙に誇らしい気持ちになりました。御成座、川越スカラ座、高田世界館、土浦セントラルシネマズ、どれも『この世界の片隅に』とは縁が深い映画館ですね。御成座で開演のベルを思いっきり押させてもらったのを思い出しました。
いずれにしても、久しぶりにスクリーンで映画を見ることができて、ほんとうに良かったです。上映前と上映後に丁寧に挨拶していただいた竹石館長の人柄がすばらしくて、また来なければ!と思う映画館でした。お近くの方は、ぜひ足を運んでいただければと思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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