白山眼鏡店に行ってきました

白山眼鏡店

私は高校生のころから常時メガネを着用しています。昔は単純な近眼だったので苦労は少なかったのですが、40歳を過ぎたあたりからご多分に漏れず老眼が入ってくるようになりました。なので、レンズの上下で微妙に遠近の焦点が変化する遠近両用レンズを使っています。

ここ数年、遠近のさじ加減が微妙に合わなくなっているようで、仕事で一日中液晶モニターを見ていると、夕方ぐらいには目が辛くなって焦点が合わせにくくなることが続いていました。

ということで上野にある白山眼鏡店の本店に行ってきました。間口は狭いですが歴史を感じさせる重厚な建物ですね。両隣の建物も含めて眺めると、なんとなくブレードランナーの世界観に見えなくもありません。

単純な近眼であれば近所にある量販店などで作っても特に問題ないし、若い頃はずっとそうしていたのですが、遠近両用レンズとなると、それなりのお店にお願いしたほうが安全確実です。白山眼鏡店は1946年から上野で店を構えている老舗で、かのジョン・レノンもこちらのメイフェアタイプを愛用したという話は有名ですね。

アメ横
白山眼鏡店

上野駅を降りてアメ横に入り数分歩いて右に折れると白山眼鏡店に到着です。まだ緊急事態宣言中ですが、アメ横の通りは活気がありいつもどおりの賑わいでした。このあたりの街の空気感は独特で、歳を重ねるごとになにかホッとするものを感じます。

店内はたくさんのお客さんがいて、事前にネットでチェックしていたお目当てのフレームを探すのも一苦労でした。結局お店の人に見たいものリストをスマホで提示して一式そろえてもらいました。

HANK

あれこれ試着したりしましたが、結局ははじめから目星をつけていたこちらのHANKに決めました。決め手は「縦幅があるので遠近レンズがつけやすい」「1975年に白山眼鏡店が初めて制作したオリジナルフレーム」ということです。着けた感じも違和感なくしっくりきたので迷う必要がありませんでした。形もシンプルでベーシックないい塩梅だと思います。

次はレンズ選びになりますが、こちらについてはお店の方に全面的にお任せです。現在使用しているレンズを分析してもらい、目が疲れる原因を特定してもらいました。具体的な対策としては遠近の切り替わり方をなだらかにして下にずらす感じになりました。そしてシステムエンジニアの必需品、ブルーライトカットのコーティングを忘れずにつけてもらいました。

眼鏡は日常的にいつも身につけるものなので、私にとってはとても重要なアイテムです。これでしばらくは眼鏡の心配をしなくても済むと思うと一安心です。また、念願かなって白山眼鏡店のフレームを手に入れることができた満足感で、気のせいか夕暮れの上野の街がより優しい表情に見えました。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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