ロケ地巡礼2【淵に立つ】

映画を数多く見ていると、『この風景どっかで見たな』と思う時がたまにあります。自分の勘をたよりにGoogle Mapsのストリートビューなどで確認すると、『ああ、やっぱりあそこか』となったりします。

ここのところ、緊急事態宣言云々で遠出がしにくいといったこともあり、近場で行きやすいということで、浅野忠信さんの怪演が印象的な映画『淵に立つ』のロケ地を訪ねてみました。

橋の向こう側に東横イン

最初の写真は橋の向こう側に東横インが写っている構図ですが、場所は埼京線の戸田公園駅から国道17号線に抜ける途中にあります。この風景は以前に車でよく通っていたルートで、なんとなく見覚えがありました。

劇中では筒井真理子さんが橋を渡っているシーンとして出てきます。この映画は、古舘寛治さんと筒井真理子さん夫婦が営む町工場に、かつていろいろと関係のあった浅野忠信さんがやってきて、平和な家族に不穏な空気が漂いはじめるといったお話です。

橋を渡ってすぐ、運河沿いの道に折れるとこんな感じになります。右側の陸橋の上は埼京線と新幹線が通っています。

映画では、浅野忠信さんと筒井真理子さんが少しづつ打ち解けて仲良くなっていく様子が描写されています。浅野さんの白いつなぎが印象的です。

運河沿いの道から国道17号線の歩道に入って、運河を越えて東京方面へ向かう階段です。左側が国道17号線の車道で奥が東京方面になります。

このあと二人は急速に親密な関係となっていきます。

『淵に立つ』はカンヌ映画祭で『ある視点』部門の審査員賞を受賞しました。お話は終始重たい内容なのですが、私はかなり好きな作品のひとつです。

ネタと言ってしまえばそれまでですが

自分でもなにやってんだかという感じですが、ブログのネタ探しとはいえ、もともと縁もゆかりもない土地を事細かに見て回る機会を得られたという意味では、言うほど悪いことでもなかった気がします。

2020年のゴールデンウイークはいつにもまして時間だけはたっぷりありました。あとから振り返れば、あの時はコロナ禍で暇を持て余して、しょーもない写真を撮りに行ってたなーと思い出すのかもしれません。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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