ITmediaのサイトに『Googleが無償版G Suiteの終了を予告』と題して記事が掲載されました。『G Suite』と言っても馴染みのない方が多いと思いますが、最近では『Google Workspace』という名称になっているようです。まあ、要するにGmailやGoogleカレンダー、スプレッドシートなどのGoogleが提供するサービス群のことです。
もともと無料じゃないの?
Gmailってもともと無料で使えるんじゃないの?と思われた方も多いと思います。簡単に言ってしまえば『無償版G Suite』とは『独自ドメインが使えるGmail』ということになります。通常Gmailは@の後ろがgmail.comになっています。ここに自分で取得した好きなドメイン名が使えるということなんです。なので、中身はGmailなのにGmailのメールアドレスには見えないのと、@の前も自由に決められるのがメリットです。また、画面への広告掲載なども抑制されるので、見た目もスッキリした使い勝手になるところが魅力ですかね。
ドメインの維持費用は別途かかるのですが、私の場合.comドメインなので年間で1,500円程度と微々たるもので、ほとんど0コストでGoogleのサービスを使い倒していたことになります。
新規募集終了から10年
私がこのサービスを利用開始したのは2009年11月でした。そしてGoogleが無償版の新規募集を終了したのが2012年12月です。実に、Googleはその後10年に渡って、既存ユーザーに無償版を提供し続けてきたことになります。いかに巨大IT企業とはいえこれは素直に感謝すべきことなんじゃないかと思います。
そして私のところにもついにお知らせのメールが届きました。私の場合、今まで散々使い倒してきたこともあり、いまさら別のサービスに乗り換えるというわけにもいきません。なので、7月以降は有料サブスクリプションサービスへ移行することになります。
サブスクのプランと無償版との比較
ご覧の通り、サブスクのプランについては月額680円の『Business Starter』一択ということになります。ユーザー数の上限(Gmailで言えば@の前に設定できる数)が10から300へ拡大され、ユーザーごとのストレージ容量も15GBから30GBへ倍増となります。
私の場合、現在メインで使っているGmailアカウントでも12年間で2GB程度しか容量を使っていないので、30GBともなれば死ぬまで使っても使い切れないと思います。ただ、欲を言えば無償版と同じ条件で300円ぐらいのプランがあれば良かったなといったところですが、まあ、いいかげんにしろよと言われますよね。
サブスクも値上げラッシュ
最近、いろいろなモノやサービスが値上がりして、日本もついに明確なインフレ傾向となりつつありますが、DAZNをはじめとしてサブスクについても値上げラッシュとなっています。ここにきて『無償版G Suite』も終了となり、なかなか辛いご時世となってきました。
税負担は増え続け、年金受給予定額は減り続け、コロナ禍で賃金も下がり、その上明らかなインフレ傾向とくれば、可処分所得はますます減り続けることが確定的です。まあ、自分ではどうにもならないことも多いわけですが、現実は現実として正しく評価しつつ、今後のライフプランについても真剣に再考していく必要がありそうですね。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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