都内では全くもって非科学的な休業要請で映画館が休業を余儀なくされていますが、埼玉県ではいまのところ映画館で映画を見ることができます。まあ、いつ休業になるかもわからない危うい状況であることは変わりがなく、行けるうちに行っておこうということで、久しぶりに川越スカラ座に行ってきました。
川越スカラ座は、私にとっては準ホームとも言うべき映画館で、年間で10回程度訪問しています。コロナ禍前は電車で1時間半程度かけて通っていましたが、最近は専らジムニーで行くことにしています。まあ、電車で感染するリスクは低いと思いますが、できるだけ無用なリスクは取らないという方針です。車で行っても所要時間も費用も電車とさほど変わらないので、今後は車メインになりそうですね。
川越のアイコン『時の鐘』です。本日も相変わらずの人出でした。川越スカラ座はここからすぐの立地にあります。川越は埼玉県では有数の観光地です。いつ来ても新しいお店ができていて、コロナ禍の中にあっても街の活動がとても活発な印象があります。
本日鑑賞する作品は『友達やめた。』です。今村監督はうまれつき耳が聞こえない方で、作中ではASD(アスペルガー)の友達『まあちゃん』とのコミュニケーションのズレや微妙なすれ違いの様子を、ドキュメンタリーとして描写しています。私は、実際に障害を持った人が監督として映画を撮るということにとても興味を惹かれました。率直な感想としては、人間同士のコミュニケーションて本当に奥が深いなということですね。これは、障害者同士だから複雑ということではなくて、どんな人間同士であっても本質的な違いはないということだと思います。
上映後には今村監督ご本人による舞台挨拶とトークショーが行われました。右のTシャツの方が今村監督です。驚くべきは、作中でもトークショーでも今村監督の発声がほぼほぼちゃんと聞き取れるということです。これって並大抵の努力では到達できないことなんだろうなと思います。普段なにげなく言葉を喋っている自分がなんとも情けなく感じました。
次週上映作品はこちらです。これは全作品コンプリートしたいですね。ちなみに、巡礼の約束は『仮設の映画館』ですでに拝見しています。『戦メリ4K修復版』を大スクリーンで見たら格別だろうし、今泉力哉監督の『街の上で』は絶対に見逃せない作品です。それにしても最近の若葉竜也くんの活躍は刮目に値しますね。
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