今回は、ジムニーに乗り換えて初めてのロングドライブとして、秋田県の大館市を目指しました。8月17日に日付が変わってすぐに、浦和インターから東北道に乗って、最初の目的地である岩手県北上市へ向かいました。クルーズコントロールを80km/hにセットして走行車線を淡々と走ります。台風10号が通過したばかりで天気はとても不安定でした。一時的に滝のような雨が降ってくることもありましたが、ジムニーは2Hのポジションで安定して走ることができました。
高速での燃費は
高速での燃費は車載の燃費計で最終的には19km/l程度まで伸びました。新型ジムニーの車載燃費計は結構正確なので、基本的には車載燃費計の数値を指標として使います。1トン超の決して軽くはないボディを、なんの燃費技術も搭載しない660ccのエンジンだけで引っ張るにしては、これ以上望めないくらいの上々の成績です。
地味に助かる車線逸脱警報システム
深夜の時間帯、クルーズコントロールで淡々と走っていると、ふいに眠気に襲われてレーンをキープするのがとても大変です。一般道ではよく誤作動をして邪魔だなと思うこともある「車線逸脱警報システム」ですが、このようなシチュエーションでは本当に助かります。私は、運転支援系の装置がついた車もジムニーが初めてなので、なおさら身に沁みてそのありがたみが感じられました。
ひまわり畑プロジェクト
ナビの指示どおりに平泉前沢ICで東北道を降りると、随分手前で降りてしまったらしく、目的地の北上市和賀町まで一般道をだいぶ走ることになりました。ここには10万本のひまわり畑があるということでやってきたのですが、だだっ広い田園地帯の中で場所の特定が困難をきわめました。干し草の山から針を探すとはこういうことかと途方に暮れていたところ、道中で遭遇した地元の人が一緒に探してくれて、なんとか辿り着くことができました。
もともとは田んぼだったところに土を入れてひまわりを植えたようで、広さは1ヘクタールほど。メディアに情報が出たみたいで、朝早くからひっきりなしに人が訪れていました。
朝ごはんも食べずに田沢湖へ
国道107号線で岩手県北上市から秋田県横手市へ入り、次に目指すのは田沢湖です。そろそろ燃料が危なくなってきたので、横手市内で給油しつつ、田沢湖までの道順を教えてもらいました。さすが地元の人だけあって、完璧なナビゲーションでした。いつもはセルフのスタンドばかりで味気ないですが、人がいて給油してくれるスタンドはやはりいいですね。
お昼ごろに田沢湖畔に到着すると、台風一過の青空がのぞき始めていました。田沢湖は標高も高く水が澄んでいて、8月とはいえ、凛としたさわやかな空気に包まれていました。関東のこびりつくような灼熱の夏とは異次元の世界です。こういうところでオリンピックをやれば、本当に最高のオモテナシになるのにと思わずにはいられませんでした。
国道105号線は超楽しいワインディング
田沢湖から国道105号線に戻り大館市を目指します。この国道105号線は交通量も少なく、なだらかな下り坂が50kmほど続く山道で、ジムニーのシンプルな縦置きFRレイアウトが威力を発揮しました。オッサンしかスポーツカーに乗らないこのご時世ではありますが、まさに「オッサンのスポーツカー」としてのジムニーの側面を余すところなく堪能できました。腰高でロールはするし、限界が高いわけでもないのに、運転していて本当に楽しい。車との対話を楽しむ、本編のハイライトとも言える濃密な時間となりました。
一般道の燃費は
一般道は約170km程度で山道が多くありましたが、燃費計の数値は18km/l前後で推移しました。信号もほとんどなかったので、燃費は思ったよりも良かったという印象です。いまどきのエコカーからすれば物足りない数値かもしれません。まあでも、そこはジムニーですから、おおらかな気持ちでいきましょう。
無事大館市へ到着
北秋田市から最終目的地の大館市までは、高速道路なのに無料区間という、なんとも不思議な道を走ることができました。こうして、午後3時過ぎには無事往路の終着点である大館市にたどり着きました。 なんだかんだで9時間ほど、約600kmの充実したロングドライブでした。
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