【最終形態】純正シートの腰痛対策

純正シート

以前にも度々書いてきたジムニーの純正シートがしっくりこない問題ですが、とりあえず最終形態にたどり着いたので記録しておこうと思います。これでダメならおそらくはレカロなどの社外製品に交換することになるでしょう。

通常、自動車のシート、特に運転席と助手席については、人間工学に基づいて脊椎のS字に沿ったシートバックの形状になっていると思います。しかし、新型ジムニーの場合、どうも骨盤の辺りのサポートがスカスカで、S字というよりは逆C字のような感じなんですよね。なので、長時間運転すると背中や腰がかなりきつくなってくるんです。まあ、人によって個人差はありますし、全然問題ない方もいらっしゃるとは思うのですが、私の場合、納車から3年間ずっと悩まされてきた問題でした。

ただ、メーカーも長年自動車を作ってきたわけですし、それぐらいのことは百も承知であるはずですから、もしかすると、シートアレンジのしやすさを優先してあえてこのようになっているのかもしれません。なにせワンタッチで座敷にできて、すぐ車中泊ができることがなによりも重要視されるような時代ですからね。

最終形態

写真は私なりに試行錯誤して辿り着いた最終形態になります。シートバックに張り付いているパッドのようなものはBonFormというメーカーの製品です。オートバックスなどの量販店で3,000円程度で買えるありふれたシートカバーなのですが、実はこれだけでは完成しません。ちなみに、本来は座面部分もカバーがついているのですが、座面についてはズレたりして少し扱いづらいので、切り離して背もたれ部分だけを使用しています。

低反発ウレタン

そしてこちらがアマゾンで購入した秘密兵器、低反発ウレタンです。サイズは300x300x20mmでちょうど背もたれの平らな部分にピッタリとハマります。これをパッドとシートバックの間に挟んで座面に立つように設置して完成となります。

この状態だと、低反発ウレタンがいい塩梅に骨盤部分をサポートしてくれて、脊椎のS字形状が自然と維持されます。効果はなかなかで、300km程度の長距離を一気に走っても今のところ背中や腰の疲労感は最小限で済んでいると思います。

純正シートにこだわる理由

ジムニーの場合、納車時からレカロに変えてしまう方もたくさんいますし、実際そのほうがいいのだろうとも思います。ジムニーはカスタムしてナンボといった性格の車ですからね。しかし、私が純正シートにこだわる理由は、サイドエアバッグがなくなるといった安全性の問題ももちろんありますが、もともとあんまり“イジってます感”を出すのが好きではないというところにあります。できるだけ見た目ノーマルで普通に乗りたいのです。

私の場合、海に潜るわけでもないのにダイバーズウオッチを愛用する丘サーファーのように、オフロードやキャンプにも行かないのにジムニーに乗る、根っからの『へたれジムニスト』なんです。ただ、長距離走るだけでヘトヘトになるのはさすがに困るので、純正シートでできる範囲で3年間いろいろと試行錯誤してきました。そして、一応の最終形態に到達できたのかなと感じているところです。

最後までお読みくださりありがとうございます。


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