コロナ禍のGW真っ只中、久しぶりにジムニーでドライブでもということで、比較的密になりにくそうな場所、東京都大田区の城南島海浜公園に行ってきました。いつものように食料と飲み物を用意して、人と接触しないことを心がけつつの道中です。城南島は、私が30年ほど前に水道屋さんをしていたころによく訪れていた場所です。このあたりは紙の地図の時代に裏道まで頭に叩き込んである土地なので、ナビなど使わなくてもソラでたどり着くことができました。かつては本当に小さな島だった城南島ですが、今では大田市場との間にあった運河が埋め立てられて、大井ふ頭と一体化して巨大な島の一部となっています。
城南島からは運河を挟んで羽田空港が望めます。そういえば飛行機もだいぶ乗ってないですね。今の仕事に就いてからは乗っていないと思うので、かれこれ20年以上ご無沙汰ということになります。今はまだ想像だにできませんが、いずれコロナ禍が過ぎて日常的に飛行機に乗れる時が来たらまた乗りたいですね。コロナの封じ込めに成功した台湾やニュージーランドに行ってみたいです。
城南島上空は、羽田空港に着陸する飛行機がかなり低空で飛行します。写真ではわかりにくいですが、実際に見るととても大きくて迫力満点です。かつてはぼんやり眺めていたボーイング機ですが、911を知っている今となっては、それとはまったく違った印象を受けることがわかります。正直少なからず恐怖さえ感じました。
さて、ここからは私の脳内地図には存在しない道を走ります。かつての城南島は大田区から見れば東の行き止りの最果ての地だったわけですが、いつのまにか、海の向こうの中央防波堤に通り抜ける道路が開通していました。おなじみの沈埋ケーソン工法の海底トンネルです。写真はドライブレコーダーの映像なのであまり鮮明ではありませんが、ジムニーのボンネットが想像以上に四角いのが確認できますね。
トンネルを抜けるとそこは中央防波堤です。かつての夢の島がそうであったように、東京のゴミを埋め立ててできた土地の代名詞ですね。いずれは映画AKIRAのように、東京湾全体が巨大な島(ネオ東京)になったりするんでしょうか。
中央防波堤をしばらく走ると、東京ゲートブリッジが見えてきます。道路を走っている分には全体像がいまいちわかりませんが、お台場方面から引いて見るとそれはそれは美しい橋みたいです。橋を渡った先は若洲という島でほどなくして新木場へと至ります。
それにしても、この道路がすべて無料で通れるということにまずは驚かされます。まあ、東京都港湾局の事業として作られたわけですから、基本一般道ということになるんでしょうけど。。。規模が半端ないですね。東京都以外の自治体にはできない芸当でしょう。それにしてもこの道路本当に必要なんですかね。それを言ったら東京湾横断道路も房総半島の先には海しかないけど。。。と言われてしまうわけですが。
実は地方に行っても規模の違いこそあれ状況は同じで、こんなところまで道路作ってるんだ、と感じることが往々にしてあります。ほんとうに自由自在に好き放題作っているという印象で、そんな道を走っていると、ふと一抹の不安に襲われたりするわけです。立派な道路に夏草が生い茂り、ツワモノドモがユメノアトみたいな未来図が、急激な人口減少フェーズに突入しつつある今、一定のリアリティをもって私の脳内に浮かんでは消えていきます。
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